Magical☆Player
「いい?今、4月。楽譜を渡したのは1週間前。」
部員数168名、校舎9階にある第一音楽室で今、合奏に出ているのは105名。
105人が全員、どこか厳しい表情の部長に注目する。
「確かに、期間は短かった。初回合奏だし、別に期待してない。だけど!」
部長・・・つまり私は指揮棒を静かに、しかし力を込めて譜面台に置いた。
「みんな本当に集中して譜読みしましたか!?ちょっとひどすぎ。」
前をしっかり向いていた部員全員が少し下を向いた。
「合奏はやめて、今からパート練。高校生は後輩の譜読みしっかり手伝うこと!弦はこのまま第一音、木管は第二音、金管は第三音に移動開始!」
「はいっ」
部員数168名、校舎9階にある第一音楽室で今、合奏に出ているのは105名。
105人が全員、どこか厳しい表情の部長に注目する。
「確かに、期間は短かった。初回合奏だし、別に期待してない。だけど!」
部長・・・つまり私は指揮棒を静かに、しかし力を込めて譜面台に置いた。
「みんな本当に集中して譜読みしましたか!?ちょっとひどすぎ。」
前をしっかり向いていた部員全員が少し下を向いた。
「合奏はやめて、今からパート練。高校生は後輩の譜読みしっかり手伝うこと!弦はこのまま第一音、木管は第二音、金管は第三音に移動開始!」
「はいっ」