Magical☆Player
「いや、これぐらい。で?今日の他の用事は」



星華女子生徒会5人に衝撃が走ったのが分かった。
私達は複雑な予算説明のためだけに来たのだから。



他の4人が、私を見ている。
しかし、すっかり予定を乱されてしまった私は唇をかむしかなくなってしまった。



・・・格好悪い。



「ないってわけか。じゃ、お疲れ様」



乙坂は目をパソコンに移らせた。
そしてもう一言。



「案外進むの遅いのな。3年前にうちが主催した時はもっと急ピッチだったと聞いていたがな」



固まった私を見て、あの笑みを浮かべて更に言った。





「期待してるぜ」

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