Magical☆Player
「・・・乙坂颯人、緑風学院生徒会長」
緑風から星華女子の校舎に入る道を歩いているとき、まどかが静かに話し始めた。
「生徒会長としての器はもちろん、テニス部部長、公式戦負けなしの凄腕プレイヤーだとか」
「あれ、まどか乙坂くんのこと知ってたの?」
というのは桃子。
そういえばさっき、夏と桃子は乙坂のことを知っていそうなそぶりを見せていた。
「うん、噂はね。ただ、前放課後に見かけた彼が乙坂くんだとは気がつかなかったけどね」
「乙坂くん、かっこい・・・あ、凛花大丈夫?」
夏がかっこいい、と言いかけて、さっきから黙りこくっている私を気遣ったのかそう言った。
「別に、何もないけど・・・物わかり良さそうだし、今日の予定早めに終わって良かったし・・・」
ほとんど何も考えないで、口が勝手に動く。
「凛花・・・」
「いいよ、これから頑張ればいいから。今日失敗したわけじゃないもの」
菜々までもが心配そうな目を向けてきた。
緑風から星華女子の校舎に入る道を歩いているとき、まどかが静かに話し始めた。
「生徒会長としての器はもちろん、テニス部部長、公式戦負けなしの凄腕プレイヤーだとか」
「あれ、まどか乙坂くんのこと知ってたの?」
というのは桃子。
そういえばさっき、夏と桃子は乙坂のことを知っていそうなそぶりを見せていた。
「うん、噂はね。ただ、前放課後に見かけた彼が乙坂くんだとは気がつかなかったけどね」
「乙坂くん、かっこい・・・あ、凛花大丈夫?」
夏がかっこいい、と言いかけて、さっきから黙りこくっている私を気遣ったのかそう言った。
「別に、何もないけど・・・物わかり良さそうだし、今日の予定早めに終わって良かったし・・・」
ほとんど何も考えないで、口が勝手に動く。
「凛花・・・」
「いいよ、これから頑張ればいいから。今日失敗したわけじゃないもの」
菜々までもが心配そうな目を向けてきた。