Magical☆Player
~♪
部活が始まる前の空き時間に、いくつかあるコンミスソロの練習をする。
今はとりあえず、お気に入りのプロオケのコンマスの弾き方を真似ようとしているところ。
音が跳ね上がるような音型のこのソロは弓使いがやっぱり難しい。
「あの…華雛先輩、教えていただきたいところがあるんですけど…」
バイオリンの中3の後輩。
一息ついて鉛筆で書き込みをしていた私に遠慮がちに楽譜を出した。
「いいよ、どこ?」
私は自分の楽器を肩からおろして、おずおずと差し出してきた楽譜をのぞき込む。
部活中はなかなか自分の練習はできない。
ソロは家で練習しよう…
他のソロ持ちの高二も同じような状況だろう。
自分で言うのもあれだけれど、後輩はソロ持ち、つまり技術がある先輩にやっぱり質問したいみたい。
「ここは、こういう運指にして・・・」
後輩は私のアドバイスを聞いた後、ぶつぶつそれを反復し、
「ありがとうございました!」
と笑顔で席に戻っていった。
全員、ホームルーム教室から部活へ集まってきたようだ。
「みんな!始まりの会やるから第一音集まって」
部活が始まる前の空き時間に、いくつかあるコンミスソロの練習をする。
今はとりあえず、お気に入りのプロオケのコンマスの弾き方を真似ようとしているところ。
音が跳ね上がるような音型のこのソロは弓使いがやっぱり難しい。
「あの…華雛先輩、教えていただきたいところがあるんですけど…」
バイオリンの中3の後輩。
一息ついて鉛筆で書き込みをしていた私に遠慮がちに楽譜を出した。
「いいよ、どこ?」
私は自分の楽器を肩からおろして、おずおずと差し出してきた楽譜をのぞき込む。
部活中はなかなか自分の練習はできない。
ソロは家で練習しよう…
他のソロ持ちの高二も同じような状況だろう。
自分で言うのもあれだけれど、後輩はソロ持ち、つまり技術がある先輩にやっぱり質問したいみたい。
「ここは、こういう運指にして・・・」
後輩は私のアドバイスを聞いた後、ぶつぶつそれを反復し、
「ありがとうございました!」
と笑顔で席に戻っていった。
全員、ホームルーム教室から部活へ集まってきたようだ。
「みんな!始まりの会やるから第一音集まって」