秘密基地
俺は恐る恐る、本達の山に近づく。
ゆっくり一冊ずつ、山を壊していくと中学生くらいの女子がいた。
もしも俺が触って、指紋がついて俺が殺したと思われたら、最悪だ。
これからの人生がぶち壊し。
そんな事を考えながら、声をかけた。
「あの…生きてます?」
返答がない。
やばい、死んでるっぽい。
見つけちゃったよ、
ってかなんでここに放置されてるのか、意味が分からない。
「マジかよ…何でここに死体があるんだ」
「……勝手に殺さないでよー」
「ああ?!答えた?!」
いきなり、声がしたと思ったってその女子を見たら、瞼が少しだけ開いてた。