甘いニオイと先生のキス
「はは…ワリィな〜月謝のことは、他に知られるとヤベェからさ…」


先生は話しながら私にガムを差し出した


「どうも…」


ガムを受け取り頭をペコリ


噛む音を聞かれたくないので、ガムはポケットに入れた


「お母さんの都合がいい日、家に取りに行くから…そう伝えてくれな」


「はい…」


先生が家に?


「お母さんには俺がコッソリ、立て替えてたと言った方が良いだろ?」


「そうですね…じゃ、帰ったら都合のいい日、聞いときます」


「おう…」





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