甘いニオイと先生のキス
先生が望むんなら、私…


そう思って身を預けようとした


「ごめん…」


「先生?」


先生の腕の力が弱まった


「情けねぇな…元カノって奴に未練タラタラなのに…また竹下に…こんな先生…失格だな〜」


「先生、私ね…」


私は先生に気持ちを伝えようとした


でも、それは先生に遮られ、またしても気持ちを伝えることが出来なかった


「俺さ〜この前…アイツに連絡したんだ〜見事玉砕…そろそろ吹っ切らねぇとな〜」


「…そ…そうですか…」


「悪かったな〜寂しいからって…ガム渡せとか強制したり、いつも呼び出して…これじゃ、まるで密会だな(笑)」





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