甘いニオイと先生のキス
私は先生がくれたチョコレートを開けて1つずつ、口に入れた


「太ったら先生のせいですからね」


「わかったから食え!」


「チョコレートばっかりたくさんは食べれません」


「じゃ、家で食え!」


必死で食えと言う先生に何故か笑いが出る


「わかりました…後は家で食べますよ(笑)」


先生が渡してくれたチョコレートを食べ終えた私は、空になった箱を運転席との間から手を伸ばし、運転席の後ろの足元に置かれた紙袋に入れた


その瞬間、先生と目が合う


私の心臓はドキドキし始めた





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