甘いニオイと先生のキス
先生はエンジンをかけようとした体勢を元に戻し、シートにもたれた


「ああ〜いい…忘れてくれ!」


今日は高校最後のバレンタインデー


言わなきゃわかんないよね


私の気持ち


「先生…私…先生のこと…」


好きですって言おうとした時、先生が私の頭をポンポン


「竹下〜高校、卒業したら…二人で会えるか?」


「え…?」


「お前が社会人になったら…デートでもするか!」


「はい!」


「じゃ、決まりな!」


先生は私の頭をクシャッとして、車のエンジンをかけた





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