甘いニオイと先生のキス
白いワッカが出来た


「わっ!先生、輪、輪!スゴイ!初めて見た〜」


「こんなのいくらでも作ってやる!」


先生は調子に乗って、ポンポンと白いワッカを作ってくれた


「漫画の世界だけだと思ってました(笑)本当に出来るなんて、尊敬します」


「プッ…尊敬?そんなこと言われたの初めてだ(笑)」


今までの暗い重たい気持ちが、先生の作り出した白いワッカに乗って、ドコかに行ってしまった感じの二人の空気


この楽しい時間、このまま止まればいいのに


そんな願いは叶わず、先生はタバコの吸殻を携帯灰皿に入れた





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