甘いニオイと先生のキス
先生のその一言が嬉しい


でも…私が汚れた身体だというのは事実だし、先生も知っている


バカなこと…しちゃった…


「月謝…俺が貸してやろうか?」


「え?」


私はビックリして先生を見た


「だから…月謝代…貸してやるよ」


「でも…先生、遠距離の彼女がいて、会いに行ったり何かプレゼントしたりするのに必要でしょ?私は大丈夫です」


「もういいんだ…終わったから」


先生は溜め息交じりにそう言った


先生…彼女と別れちゃったの?


この時、私は先生の一瞬寂しげに見せた顔が忘れられなかった





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