甘いニオイと先生のキス
『伊藤先生、伊藤先生…至急、職員室までお戻りください』


「先生…」


私は先生を起こそうと先生の肩を叩いた


「ん?どした?」


「先生…放送で呼ばれてます」


私の名前は放送されなかったけど


「あ〜俺…寝てた?」


先生は私の肩から頭を離す


「あっ、先生、至急職員室にって放送してましたけど」


「だよな〜って行くの無理だし…若林も竹下のこと、探してるだろうな」


はる…探してる?


ごめん…心配かけて…


「どうします?」


「本当にココ、誰も来ねぇんだな…」


「…みたいですね」





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