甘いニオイと先生のキス
先生はいつも誰かに声をかけられるから、数学の授業がない日はガム、渡せないね


そして約束をして初めての数学の授業中


私はガムをペンケースの中に入れて、先生が歩いて来るのを、ドキドキしながら待っていた


後ろから先生の足音が聞こえる


心臓がだんだん早くなり、身体が熱を帯びてきた


変な汗が背中を伝う感覚


先生が近付いてきて、ついに私の真横に来た!


心臓が悲鳴をあげそうなくらい、ドキドキする


毎回、こうなると思うと心臓がいくつあっても足りないよ





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