甘いニオイと先生のキス
はるが片付けをしている間に、私ははるの部屋に戻り、学校の鞄にチョコレートとガムを入れた


あげるつもりはないけど、もしかしたら、あげたくなるかもしれない




そう思いながら迎えたバレンタインデー当日


朝から先生はモテモテで、私が近寄るスペースもなかった


今日は数学の授業もない


ガムを渡すチャンスもない


「真琳〜さっき職員室の前通ったら、先生の机の上!チョコだらけだったよ!」


少し興奮気味ではるが教えてくれた





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