甘いニオイと先生のキス
「ココのことは内緒な」


「はい…」


先生との秘密が少しずつ増えていく


それが私には嬉しくて


でも…それが辛くて…


「竹下〜ガム…もういいからな」


「え?」


「何かさ〜俺、竹下の気持ちも考えずに、利用してたかなって反省した…ごめん」


先生はそう言うとスッと立ち上がった


「じゃ、コレ、あげます…」


私は鞄に入れておいたガムをいくつか先生の手に乗せた


「全部、先生の為に買っておいたの…だから…」


「ああ…サンキュー」





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