甘いニオイと先生のキス
先生はポケットにガムを入れた


「ハイ!俺から…チョコレートのお礼」


先生は私が渡したガムを3つ、私の手に握らせる


「でも…」


「いいから!あっ!そうだ、帰り職員室に寄ってくれ」


「はい…」


私と先生は北校舎の教室を一緒に出て、それぞれ別方向に歩いて行った


職員室…何の用事?


先生とガムの秘密も終わっちゃったし、もう近付く理由…なくなっちゃったね


ゆっくりと歩き、職員室のドアを開ける


「失礼します」






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