(コラボ)沈黙するケイタイ~交点の烈~
待て待て。

「見つかったらどうするの!?」

「子供にそこまで警戒しないよ。

つまみだされておしまいだ」

…そうかも。

全く、可愛くない。

あたしが何か悪事を働くときは、

小学生は最大級に警戒しよう。

アユタは、

さっさと出て行った。

「ここから出て行ってたんだよな、白衣」

と、何の躊躇もなく、

ナユタの向かいの部屋のドアを開けた。

心臓が止まるかと思った。

けれど、とりあえずそこには誰もいなかった。

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