(コラボ)沈黙するケイタイ~交点の烈~
アユタは、その中の一枚を取り出した。

「何?それ」

「シャーレ。しかもガラスの」

「へ?」

「一日にたくさんの検体を扱うところでは、

便利さとか、正確さのために、

プラスチックのを使うんだよ。

いらなくなったら、丸ごと滅菌して、

そのまますててしまうんだ。

でも、ガラス…」

「ごみがいっぱい出ちゃうと、

目立つから困る、とか。

そうでなくても怪しいのに、

そんなごみ発見されたら、すぐに捜査されちゃう」

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