(コラボ)沈黙するケイタイ~交点の烈~
「はやく、

仕事に取り掛かりなさい。

私のかわいいナユタよ」

げっ。

ナユタは、

教祖をぶん殴りたくなった。

けれど、

それは抑えて、

ゲージを持ち上げた。

「検討を祈ります」

こちらを見ているのだけれど、

黒目は絶妙にそむけてある。

気持ちが悪い。

ナユタは部屋を出た。

ああ、嫌だ嫌だ。

ナユタは、
一ヶ月前までは平和に高校生をしていた。

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