(コラボ)沈黙するケイタイ~交点の烈~
アユタが突然飛び出した。

「ダメ!!アユタ!!」

叫んでも遅かった。

アユタは驚いている、ミコの顔に向かって、足を振り上げた。

そのまま、容赦なく、蹴る。

ミコは、後ろ向きにぶっ倒れた。

あまりにあっけなく、そのまま動かなくなった。

「あ~あ。

ダメって言ったのに。

全力でやっちゃったら、

このヒト死んじゃうよ~

もっと加減しても充分だったのに」

「みたいだな。

まあいいや。

黄帯の小学生だって、普通の練習で蹴られる程度の蹴りだよ。

そのうち気がつく。

さ、行こう」

アユタが走り出して、あたしも走り出した。

あ。

メッセージ、送信してない。

思い出して、送信した。


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