(コラボ)沈黙するケイタイ~交点の烈~
ナユタは、はっとしてミコを見つめた。

「ここにきたの??それで!?」

「私に、力になれと命じられた。

そのときが来るまで、普通の人間として、影を潜めていろと」

それ、本当にベリルか?

でも、ベリルだったとしたら・・・・

そのやり取りを想像したら、笑いそうになった。

やる~ベリル。

あの姿なんだもん。

済ましてて、キザっちいのかとちょっと敬遠してなくもなかったのだけれど。

ちょっと、いいかも。

そして、上手い。

そうやって、大人しくさせるって手があったか。

「ナユタよ、お前も、家に帰っていろ。『そのとき』には必ず呼び寄せる」

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