【茶】Brown love★ブスが恋して何が悪い!!
嘘みたい。ずっと密かに想いを抱いていた大地くんが今、目の前にいる。
あ、祥子は私の気持ち知っているんだ。
急に恥ずかしくなり、顔から火が出ているのでは? というくらい熱く照っている。
もう、穴があったら入りたいよ。あ、布団があるじゃない。掛け布団を顔が隠れるまで引き延ばした。
「大丈夫? 無理させてごめんね。私たち帰るね、これ今日のプリント」
「あ、……うん。ありがとう」
布団の隙間から、目から上だけを覗かせて祥子にお礼をした。
「祥ちゃん、そんなに急がなくっても~」
「貴~、邪魔したらヤボでしょ」
「あぁ、な~る。じゃ、晴美ちゃんお大事に~」
ちょ……待ってよ。
何でいきなりこんな展開になるわけ!? すすす、好きな人と私の部屋で、ふふ二人っきりなんて──