【茶】Brown love★ブスが恋して何が悪い!!
「まぁ、そういうわけだからこれからは毎日宜しくな」
どういう訳? ま、毎日? 毎朝大地くんとデートできるって事? ……ってそんな大袈裟な事じゃないか。
……謎だわ。
今、こうして隣を歩いている事も信じられないけど、昨日私は何を言ったというの?
ってかさ、こんな私と一緒にいて恥ずかしくないのかな? あ、嫌だからさっきから何も喋らないのか。
変に納得した私は、嬉しさから悲しい気分に変わり、周りの景色も錆びれた鉄のようにドス黒く見える。
大地くんが教室の扉を静かに開けただけなのに、一斉に浴びる視線。いつもは、私が扉を開けたって何の反応もないのに。……す、凄すぎ。
「ダイチ~、隣の子誰? 新しい彼女?」
えっ!? 私毎日学校に来てるのに……。
「深田、冗談キツイよ。クラスメイトを忘れちまったのか?」