先生なんて言わせない

「…ンッ…」


逃げても逃げても追いかけてくるその舌に、ギブアップの声を上げた。



「ゆ…祐輔…! これでいいでしょ、先生!?」


唇が離れたすきに、1回だけのつもりで声を張り上げた。



しかし、


「ダメ」


先生は口もとだけで笑みを浮かべると、あたしの口を再びふさぐ。



一体、何回目!?


涙がにじんだままの目をギュッと閉じた。


受け入れるためではなく、耐えるために。



「つーか、可愛いすぎてもう止まんないって」



急にヒヤッとした空気を胸もとに感じ、目を開いた。


「んッー!…ンンっ…!」


文句を言いたかったけど、唇が離れていたのはほんの一瞬で、声にならなかった。



そうこうするうちに、先生の手がブラウスの下に感じて、ビクッと肩が震えた。



何で!?


何でこんな目にあってるの!?


一体どうなっちゃうの…!?




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