結婚しようよ!
「ふーん、なんとなく分かってたけど、それだけ?なら俺もう帰るよ。」



そう言うと、私の向かいに座ってる男の子は立ち上がる姿勢を取った。



「待ちなさい、ヒカル。

話しは最後まで聞きなさい。」



タッちゃんの一言でヒカルって子はまた座り直した。



「ここからが本題なんだよ。

どうだろう?

今向かい合ってる者同士、将来結婚するって。」



……………



……………



……………



!!!!!!!!!!



『ハァッ?結婚っ?!』



私達が理解するまで時間がかかった。



やっと理解した時、私達6人の言葉が同時に重なり合った。



あまりの話の展開に頭の中がついて行けない。



お互いの両親は、やっと娘、息子達に言えた達成感なのか安堵の表情で笑ってる。



そこ笑う所じゃないし。



必ず言い返す愛姉達も黙ったまま。



向かいに座ってる橘家の男達も頭を抱えてる。













< 18 / 48 >

この作品をシェア

pagetop