結婚しようよ!
愛姉も、美愛姉も、


お父さんも、


そして


私達の向かい側に座ってる橘家の人達も


お母さんの言葉を聞いて黙ったままだ。



そして今度は私の所に来て、
優しく手を握り話した。



「私、まだ高校生だよ…」



「もちろん、お母さんもお父さんもよく知ってるわよ?
でも愛良……」



「何?お母さん」



「貴女、目の前にいるヒカル君にもう恋してるんじゃない?」



「なっ…、な、な、なんでそうなるの!?」



顔を赤くしながら全否定したけど、
お母さんには何もかもお見通しのよう。



赤面したままチラッとヒカルって人を見たら、



思い切り睨まれた。



でも嫌な気持ちにはならなくて、反対に嬉しくなった。



だって、



睨みながらも、



彼の顔も私と同じ赤くなってたから………












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