結婚しようよ!
「光……、今わかったって言ったのか?」



「あぁ、言った」



この部屋にいる人みんながヒカルに注目した。

そして、私は驚きを隠せない表情だと思う。



お互いの両親は満面の笑みで今にもはしゃぎそうだ。



ヒカル以外の兄弟は理解してない顔でヒカルの方を見てる。



「はっはっは〜!光、良く決心してくれた!父さんは嬉しい!では早速これからのことを―――」



「ちょーっと待った!まだ話の続きがあるんだけど。」



「へっ?続き……?」



橘家のお父さんが話を進めようとした所をヒカルが止めてしまった。



なんか、まだ話の続きがあるみたいで、



まだ大事な何かを隠してる感じ。



ヒカル以外のみんなが、その話の続きを待ってる。


もちろん、私も肩に力が入りながら待ってる。



その続き次第で私の恋も終わるかもしれないから…



断るならまだ彼の事を何も知らないうちに断って欲しいと思った。










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