結婚しようよ!
「三ヶ月だな?本当にそれで決めるんだな?」



「あぁ、決める。」



「三ヶ月経って良い返事を聞けたら婚約してもらうぞ?」



「良いよ。婚約したら会社は俺に継がせてくれよ?」



「わかってる。」



「光、お前それで良いのか?」



眼鏡をかけた男が話に割り込み問い掛ける。



「そうだよ光。まだ若いんだからもっと遊んだら?」


真ん中にいる軽い男性も笑顔のまま問い掛けた。



そんな二人にヒカルはフッと軽く笑った。



「まぁ、良いんじゃない?」



さっきからこの家族を見て来たけど、
さっぱり分からない所だらけだ。



「じゃこの話は決まりってことで。」



勝手に話をまとめて終わらせると、ヒカルは立ち上がり私の所に来た。



「おい。」



「へっ!?わたし?」



突然だったため、私は自分を指差し答えた。



「お前の前にいるのに違う人呼ぶ奴がいるかよ!
それより、話あるから着いて来い!」



「えっ!ちょっと!」



私の返事も聞かず腕を掴み強引に部屋をあとにした。


私の頭の中は何一つ理解出来ないまま…
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