結婚しようよ!
「なんで高校の前にいたんですか?」



「お前を待ってたからだろ?」



「だから、何で私を待ってたのよ?」



「昨日の見合いの続きをするため。」



この人…やっぱり正気じゃないよ。

そして、話しが噛み合ってないかんじだし……



「お見合いの続きって言われても、昨日貴方を叩いた時点で私の中では終わった話なんですけど。」



チラっと昨日叩いた頬を見る。
視線に気付いたヒカルは頬を軽く触り、意味深な笑みを見せた。



「昨日は痛かったな〜。
見合いで殴る奴はお前が初めてだ。」



「殴るなんて人聞き悪いです。」



「まぁ、お陰でまたお前に会いに来たんだけどな。」



「あの…サッパリ意味がわかりませんが…」



開いた口が塞がらない。
この人やっぱり正気じゃないと悟った。










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