どうしてキミは
好きだよ





「想…!」




ある日、屋上で昼ご飯を食べていた時…。



「莉亜…、ここに居ると思った。」

「なんで?」

「俺の第六感」

「ぷっ…何それ」

他愛ない話かもしれない。
でもあたしには、奇跡の時間。

想…、好きだよ。

想は……?

「想…好きです…。また、付き合って下さい…」

あたしは気持ちが溢れすぎて、言ってしまった。


伝えちゃった…!


でも……あたしが決めた道だから。

もう、壁作って後悔したくない。


「ごめん…」

え……


もう、あたしのこと好きじゃないの?

「あたしのこと好きじゃないの?」

「あぁ。」

ズキンッ……


好きじゃない……。



あたし……



バカじゃん。







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