どうしてキミは
「じゃーな」
想は行ってしまった。
「あたし……バカじゃん……」
バカみたい。
てゆうか、バカだ。
あたし……
伝えて後悔しちゃったよ……。
授業…サボっちゃお。
あたしは、屋上で仰向けになった。
「あ〜ぁ…。やっぱり恋は嫌だ。」
「本当に嫌か?」
え!?
誰!?
そこにいたのは……
「涼太!?」
「想に振られたか?」
振られた…。
それが現実。
「うん……」
「やっぱりな」
え…?
「どうゆうこと?」
「想…泣いてたぞ。」
「泣いてた…?」
なんで?
想が?
「校舎裏。急げ!」
ありがとう。
涼太……
「どうしてそんなに助けてくれるの?」
「莉亜が好きだから……。いつでもココ、あいてっから!」
そう言って、涼太は自分の胸を指差した。
「うん!ありがとう涼太!」
ありがとう。
涼太……。
この恋は、簡単には終わらせたくないから。