ヤンキーガール×プリティーボーイ
「あ、あのぉ。このクラスになんか用ですか?」



さっき、キャーキャー言っていた女の子が顔を赤くして話しかけてきた。



「用?あっ、うん。このクラスに姫城華恋さんっている?」



「姫城さん?鞄が机の上に有ったから学校には来てるみたいですけど、教室にはいませんよ?」



「そうですか・・・失礼しました・・・」



そして、来た道をトボトボ歩きだした。



少しして、白い壁にもたれ掛かった。



俺、何してんだよ・・・



最近、おかしいぞ・・・



でも、あの子が気になる。



ガラガラ・・・



「おぉ。桃瀬か。気分はもう悪くないのか?」



えっ・・・?
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