ヤンキーガール×プリティーボーイ
何で、狭い保健室にこんな大勢いるの?



クラッ・・・



まだ、頭イタイ・・・



「桃瀬。みんな、お前のことを心配して来てくれたんだぞ」



「この部屋、異常に熱くないですか?」



「そうか?逆に寒いくらいだぞ」



「あなた、たぶんインフルエンザよ」



保健室の先生が言った。



インフルエンザ・・・?



確か、今流行ってるんだっけ・・・



「今から病院行きなさい。ここから近くの病院に私の友人が入るの。その人に頼んで診察と点滴してもらいなさい」



「でも、俺、お、金とか持ってない、し・・・」



呂律が回らなくて、うまく話せない・・・


「大丈夫。私の方から、連絡しとくから」
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