ヤンキーガール×プリティーボーイ
数分たってから咲子さんが手を振りながらこちらに歩いてくる。



「愛斗君、お待たせ。結果は?」



「インフルエンザでした・・・」



すると、咲子さんが俺をものすごくみている。



「愛斗君。あなた、悩みごとあるでしょ?」



「えっ・・・な、何でわかっ・・・」



「ふーん、やっぱりね。顔に、すごく悩んでますって書いてある」



俺は慌てて顔をペタペタ触った。



「あはは!うーそ。私、精神科のカウンセラーなのよ。だから、顔を見ただけで、悩んでるか悩んでないかはすぐ分かるの」



凄い!



「で?悩みってなに?」



俺は、ため込んでるものをすべて話した。



「俺、この前男の子に告白されたんです・・・」
< 27 / 80 >

この作品をシェア

pagetop