ヤンキーガール×プリティーボーイ

「うわー。世の中にはいるのね、そう言う人が・・・」



「それで、その人にキスされそうになったんです・・・」



「ちょっと待った！」



咲子さんが俺の話を遮った。



「その話って・・・まさか愛斗君がその男を好き、になる、とか・・・？」



「そんなことあるわけないですよ！」



あー。



だるくなっちゃった・・・



「そうだよね！冗談、冗談。さっ、続き話して！」



「それで、キスされそうになったらある女の子が助けてくれたんです・・・」



「うん、そして・・・？」



「それから、彼女とは全く会ってないんですけど・・・どうしても彼女が頭から離れない・・・」



咲子さんは黙って聞いてくれた。