ヤンキーガール×プリティーボーイ
その日は自分たちのことをたくさん話した。



まだ、知らなかったお互いのことを知ることができた。



気がついたら、もう夕方になっていた。



愛斗が家まで送ってくれると言ったが、なんか恥ずかしくてその日は断った。



「えー。華恋ちゃんの家知るついでに送って行こうと思ったのに・・・」



「また今度にしてよ」



「でも、夜道危険だよ?もし誰かに襲われたら?」



あたしが襲われる心配より、自分が襲われる心配をしたほうがよろしいんじゃないんですか、愛斗さん?



「男みたいなあたしが襲われるわけないでしょ!」



「華恋ちゃんは、華恋ちゃんが思ってるほど、男みたいじゃないよ。十分女の子だよ。俺にとっては可愛い可愛いお姫様♪」



ボーン・・・



なんなのこの可愛さは!



あなたの方が十分可愛いお姫様です・・・
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