ヤンキーガール×プリティーボーイ
「華恋ちゃんは、俺のモンだから」



愛斗に腕を引っ張られながらさっきの言葉を思いだし、一人で赤面している。




すっかり辺りは暗くなっている。



約束通り、パレードを二人でみることにした。



「華恋ちゃん?」



「何?」



「さっき言ったけど、華恋ちゃんが元カレと俺を重ねてみても、ちゃんと俺を俺として見てくれるまで待ってるから・・・」



えっ?



「俺には、死んでも華恋ちゃんを好きでいる自信があるから」



「ダメ!死んでもなんて言ったらダメ!」



パコパコと愛斗を叩いた。



「ごめん、ごめん。でも、それくらい華恋ちゃんが好きって事だから♪」



あたしはこのとき思った。
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