金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
「はい、中3の時に。
お目にかかったことありましたか?」
「ううん、そうじゃないのよ。
ただ、ほら卒業式の時にスピーチしてらしたでしょ?
それで覚えてたの。
さあ、どうぞお掛けになって」
にこやかにおばさんに言われ、俺達は再びソファに腰掛けた。
俺は明日香をちらっと見て、納得顔になったのを確認した。
どうやら"生徒会長"の意味は通じたようだな。
「で、ご用件っていうのは?」
おばさんは俺と明日香の顔を交互に見た。