金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
そうこうするうちに図書室に着いた。
図書室は各クラスの教室がある棟とは違う、特別教室のある棟の一階一番奥にある。
開いているドアをくぐり中に入った。
貸し出しカウンターには誰もいなかった。
私は貸し出しカウンター奥の開いているドアに向けて声をかけた。
「すみませーん」
貸し出しカウンターの奥には準備室がある。
準備室は司書の森さんや図書委員の休憩所にもなっている。
しかし、誰も出てこなかった。