金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
☆side 大輔
「サンキュ」
俺は明日香からカードと本を受け取った。
こういう事務処理は得意なんだな。
俺はてきぱきと動く明日香を感心しながら見ていた。
「借りるときは図書カードを忘れないでね。
返すときは本だけ持ってくれればいいよ」
「ああ」
「えーっと、どうしよう。
昼練、あるんだよね?
図書室内の案内はいいかな?
蔵書検索用のコンピュータとか、映画鑑賞できる小部屋もあるんだけど……」
明日香はコンピュータの前を離れながら聞いてきた。