金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
私はところどころつまりながらも、何とか状況を説明し、暗幕を借りたい旨を伝えた。
「文化祭はいつですか?」
「9月19日と20日です」
「ちょっと待ってくださいね」
しばらく保留音が流れた。
スケジュールを調べてくれてるのかな。
ドキドキしながら待った。
「あ、お待たせしました。
大丈夫ですよ」
「本当ですか?
ありがとうございます!」
私は思わず、電話の向こうの先生に頭を下げた。