金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜

私はところどころつまりながらも、何とか状況を説明し、暗幕を借りたい旨を伝えた。


「文化祭はいつですか?」


「9月19日と20日です」


「ちょっと待ってくださいね」


しばらく保留音が流れた。


スケジュールを調べてくれてるのかな。


ドキドキしながら待った。



「あ、お待たせしました。
大丈夫ですよ」


「本当ですか?
ありがとうございます!」


私は思わず、電話の向こうの先生に頭を下げた。


< 231 / 432 >

この作品をシェア

pagetop