金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
☆side 大輔
「センセーさ、来週の月曜か火曜の午後、暇?」
俺はカテキョの時間が終わって廊下に出るなり、高部センセーに聞いた。
「あ?まあ、暇っちゃあ、暇だが……
そんなに勉強したいのか?」
高部センセーは、俺がカテキョの時間を増やしたがってると思ったようだった。
そうじゃねぇよ。
「ちょっと野暮用で運転手が必要なんだ。
やってくんね?」
「はあ?」
「車はさ、お袋のを使っていいから、運転だけ。
夕方4時から、3時間くらい」