金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜

「おお、おお、さすが王子様。
フェミニストだねえ」


高部センセーは、俺が嫌がるのを知っていてわざと王子なんて呼び方をした。


「うるせー!
エロ家庭教師!」


俺はもうそれ以上会話を続けたくなくて、ラジオをつけた。


ちょうどそのとき渋滞の切れ目に差し掛かったようで、車が流れ出した。




その後、車中ではラジオのパーソナリティーの声と曲だけが流れ、

ほどなく、学園に着いた。



< 264 / 432 >

この作品をシェア

pagetop