金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜

俺はだんまりを決め込んだ。


俺の気持ちをこんなやつにわかられてたまるか。


だけど、高部センセーは勝手に喋り続けた。



「俺さ、前から思ってたんだが、おまえのその恋愛に対する潔癖症、ちょっと異常だぞ」


ふん、うるせー!


「ばあさんからさ、少し聞いてるけど……
おまえ、自分の親父を恨んでるのか?」


なんだ、こいつ知ってたのか。


「……別に」


「じゃあ、普通に高校生らしく恋愛すればいいじゃないか」


< 278 / 432 >

この作品をシェア

pagetop