金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
俺はだんまりを決め込んだ。
俺の気持ちをこんなやつにわかられてたまるか。
だけど、高部センセーは勝手に喋り続けた。
「俺さ、前から思ってたんだが、おまえのその恋愛に対する潔癖症、ちょっと異常だぞ」
ふん、うるせー!
「ばあさんからさ、少し聞いてるけど……
おまえ、自分の親父を恨んでるのか?」
なんだ、こいつ知ってたのか。
「……別に」
「じゃあ、普通に高校生らしく恋愛すればいいじゃないか」