金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜

「俺はもし相手を妊娠させたらきちんと責任を取る男でありたい。
そう思ってるだけだよ」


そう、俺は親父みたいに放り出したくないんだ。


俺はきちんと男としての責任を全うしたい。



だが、高部センセーは苦笑いした。


「おまえなあ……
気が早すぎるだろ」



どういう意味だよ?


俺が高部センセーの顔を見ると、センセーは続けた。


「たとえ付き合ったとしたって、すぐに体の関係になるわけじゃないだろ?
まして、あの栞ならますます縁遠いぜ。
ありゃ、間違いなく処女だ。
清い交際すりゃあいい話じゃないか」


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