金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜

あまりに衝撃的過ぎて、頭も感情もついていけない。


私は何も答えられず、ただ黙って綾音に連れられて駅に向かった。




「本当に大丈夫?」


何度も家まで送ると言ってくれる綾音を固辞して、先に電車を降ろさせた。


一人になりたかった。


でも、一人になっても、全然頭が回らなかった。



嘘でしょ。


嘘だよね?



そんな問いかけばかりがぐるぐると回っている。


< 313 / 432 >

この作品をシェア

pagetop