金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜

『最近、俺のこと避けてたのもそのせいなんだろ?』


避けてたの、バレてたんだ……


でも、それをはっきり肯定するのもなんだし。


私が無言でいると、奈良坂君はそれ以上突っ込んではこなかった。


その代わり、急に話を変えた。


『明日香、あさっての日曜、空いてるか?』


「え?うん……」


戸惑いながら返事をすると、


『じゃあ、1時に野川駅の改札な』


勝手に決められてしまった。


< 365 / 432 >

この作品をシェア

pagetop