金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜

私は奈良坂君の胸に顔をうずめて頷いた。


恥ずかしくて奈良坂君の目を見られない。


でも、


好き。


大好き。


恥ずかしくて言えないけど、


気持ちをこめて、腕を奈良坂君の背中に回してぎゅっと抱きついた。


奈良坂君も応えるように、私を抱きしめてくれた。


あたたかい。


私は幸せな温度にくるまって、奈良坂君の腕の強さを心に刻み付けた。



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