金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
☆side 大輔
「ねえ、なんで?
部活忙しいからやらないって言ってたのに。
王子がやるんなら、あたしも文化祭委員にするんだったー」
ったく、大野うるせー。
俺は大野を完全無視していた。
でも、俺だって、本当に委員なんてやる気なかったんだ。
去年は剣道で都大会には進んだものの、1回戦負けで悔しい思いをした。
だから今年こそ、もっと練習して都大会優勝を狙うつもりだったんだ。
だけど、
あいつが手をあげたから――