金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
☆side 大輔
「……時間だ」
俺が体を起こしてつぶやくと、栞は不思議そうな顔をした。
俺は携帯の時計を見せた。
「門限、そろそろだろ?」
「あ……」
ここから栞の家までの時間を考えると、もうここを出なければならない時間だった。
携帯が鳴ったのは、忘れないように設定してあったアラーム。
念のため設定しておいてよかった。
危うく押し倒すところだった。
でも、あのまま押し倒してたら、栞、どうしたかな……
まあ、まだ付き合い始めてひと月にもならないしな。
楽しみは、またいずれ……
【END】